乳首は結果的に隠れたからこそ、隠すことになったのだという話
はじめに
私は最近ウマ娘のアプリゲームにハマっております。最近というか、波がありつつもまあ1年以上、続けてプレイしておりますね。
さて皆さん、ウマ娘をプレイしてて一番ドキドキする場面ってどこでしょう。ウマ娘をプレイしていない読者諸氏には申し訳ないですが、もう少しお付き合いいただければ幸いです。
ウマ娘においてドキドキすることは多々あると思いますが、私はこれです。
これというか、この後の
これです!
いや、何がドキドキするんだよとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、私はこのキャラクター(マチカネフクキタル)のこのアングルを初めて見たとき、やたらとドキドキしてしまったことをよーく覚えています。やっぱり黄色いから目を引くんでしょうかね。
これはまあきっと見せパン的なやつというか、たぶん、いやほぼ確実に下着ではないと思うので、見たらアカンやつというわけではないんでしょう(そもそも見てはいけないものだったらゲーム側がこんなに堂々と見せてこない…と思う)。でもやっぱり見てしまうし、見た直後には「見てはいけないものを見てしまっている」感がぬぐえないんですよね。
これはなぜか?と考えた結果、「普段はバッチリ隠れているから」ではないかと思うんです。
このマチカネフクキタルの衣装はそこそこ裾の長いスカートで、普通に立ってるぶんには全力その場大回転でもしない限りスカートの下が見えることはないと思います。それが因子継承ダッシュのバックアングルでしっかりと見えてしまうので、こちらもしかと見てしまうわけですよ。
やはり、普段隠れているものがふいに見えると興奮してしまうのが我らの性(さが)…。
そこで一つの発想が浮かんできました。それは、
見えると興奮するから隠しているのではなく、隠しているからこそ見えると興奮するのでは?
ということ。
なんだか卵が先か鶏が先か、みたいな話ですが、せっかくなのでもう少し真面目に考えてみます。
男女の乳首問題
男女どちらも持っている同じ体の部位でありながら、男性は外に晒してても特に何も言われないのに、女性が晒け出していると「大丈夫か?」となってしまうもの、それこそが乳首です。
同じ乳首なのになぜここまで差がついてしまったのか?そこには授乳とか宗教的価値観とか西洋文化の影響とか、様々な理由づけができると思いますが、私は「隠しているから、見えたときに問題が発生するようになった」という方向から仮説を立ててみたいと思います。
結論から言いますと、女性の乳首は「別の必要性から隠すことになってしまったが、それ故に隠し続ける必要が出てきたのだ」ということです。
※ 以下、特に調べたりもしていない、ただの思いつきからの論理です。どうか生暖かい目で見守ってください。
昔は女性も胸を露出していた
人間の長い進化と文明の過程において、全くの初めから女性が胸を隠していたとは考えにくい。となれば、どのくらいまで時代をさかのぼるのか、私にはとんと検討がつきませんが、人類史の途中、いつ頃かのタイミングで女性は胸を隠し始めたはずです。
なぜ胸を隠したのか。これはまったくの想像ですが、「邪魔だったから」ではないでしょうか。
乳房というのは脂肪の塊。放っておけば歩く度にぶらーんぶらーんと揺れるだろうと想像します。全裸で飛んだり跳ねたり走ったりしたら、男の私でも「胸というのは、こういうときに暴れ回るのだろうな」としみじみ考えるのに不足はありません。つまり人類は、自身の胸に好き勝手させるわけにはいかなかったのです。これはなんとかしたい。
そんな人類には他の動物にはないアドバンテージがありました。それは「二足歩行」そして「道具作成能力」です。人類は、乳房を首や肩に"ぶら下げる"という画期的な方法を用いて、胸大暴れ問題を解決したのです(ブラジャーの発明)。
乳首は隠したのではない、隠れたのだ
胸を布やヒモによってぶら下げることにより、胸が揺れることは少なくなりました。
おや、そういえば乳首はどうなったんだ、乳首は。
さて、乳首の話に戻ります。皆さんご存じのとおり、乳房の上の乳首というものは、普通に立っていればだいたい斜め下方向若干左右開きの向きでポジションをとっています。
よくイラストとかを見ているとツンと上を向いた乳首もありますが、現実にもそういう乳首はあり得なくはないと思いますが、というか一部のモデルとか女優とかそういう人もいますが、でも自然のままにしておいた乳首はどちらかというと下を向くと思います。
胸にも多くの脂肪を携えたお相撲さんの乳首(NHKで存分に見られる合法乳首です。)は上を向いていますか?いや、ほとんど下向きのはずです。
個人的には、上向き乳首を維持している人はかなりの努力家だと思います。
さて、特に努力をしなければほとんどの乳首は下を向いてしまう。そこへ布を使って下から乳房全体を持ち上げようとすればどうなるかというと、必然、当然、意識せずとも乳首は隠れがちです。特別に乳首を隠そうとせずとも、「胸が垂れて揺れて邪魔なので布で持ち上げました!」という別の利便性のために、女性の乳首は付随的に隠れがちなポジションへと至ったのです。
あと、乳首というのはたいへんデリケートな部位として有名です。長距離ランナーなんかは、走ってる間に服が乳首に擦れて痛い思いをしないよう、様々工夫を凝らしていると聞きます。私も、かつて「乳首を弄ると気持ちいいらしい」という話を聞いて闇雲につまんだりつねったりした結果、カサブタができてしまって数日痛かった経験があります。いやー、若気の至りってやつですよ。
乳首を無暗に擦ったりつねったりするのはNGってことですが、女性のほうが男性より乳首が擦れやすいということは少し考えればわかります。乳房があるぶん上下の可動範囲が大きいですし、胸がぺったんこよりも脂肪があったほうがそのぶん乳首も前に出っ張った位置にあるわけなので擦れやすいですね。
そういった点からも、乳首を隠すことの必要性が感じられるような気がしませんか。
いずれにしても、原初における女性の乳首は「見えると困るから隠した」わけではなく、「利便性を求めた結果」あるいは「隠れていたほうが得することが多いから」だんだんと隠れていった。という仮説が成り立ちます。
その後のことは皆さんご承知のとおり、「普段隠れているものが見えると嬉しい理論」により、一度隠した乳首を再び衆目に晒すのは抵抗のある行為となったわけです。合掌。
おわりに(余談)
っていうか、それなら見えると嬉しいものは見せてもいいんじゃない?…とはいかないのが人間社会。見えると嬉しくても、見せるのが嬉しいとは限らないし、見えて喜んでる人を見るのは正直あんまり喜ばしくなかったり。
この辺はまた一層カオスというか、考える事柄も多くなりますので、ここらで一旦筆を置きましょう。
今回私が言いたいことは「隠すことによって性的興奮を覚える人が増える→エロスは人間の行動によってある程度後天的に作られることもある」っていうことです。
だから隠せ、とか隠すな、とか言いたいわけではありません。ただ、現象として、そういうこともあるかもしれないよ。と、そういう考えに至ったのでここで語ったというわけなのです。
重ねて申し上げますが、今回のブログの内容はなんらかの書籍や参考となる文献をあたったわけでもなく、99.9%私の脳内で考えただけのガバ理論です。どうかその点はご理解の上、明らかな間違いがあったら「コイツはバカなことを言ってんな」と鼻で笑いながらコッソリ教えていただけると嬉しいです。
っていうか、今回の話題に関係しそうな書籍とかあったらめっちゃ読んでみたいからぜひ教えて。
私は「性的に感じられる」「見ていてドキドキする」といった気持ちには、理由というか、何らかのメカニズムが存在していると思っています。
たとえそれが的外れであったとしても、こういったことを考えるのは楽しいし、自分に対する理解も深まります。
まさに「性癖」は「癖(くせ)」そのもの。癖にはその人の無意識の行動が表れるものです。自分の性癖を観察してより深く考えることは、自己を内省し新たな自分を発見することにもつながると思います。
自分はなぜこれが好きなのか?こう感じるのは何故なのか?これのことを好きな人はなぜ、どこが好きなのか?
そういったことこそ、私がこのブログで一番語り合いたいことでもあります。
それでは、最後にお誘い上手のフクキタルを見ながらお別れしましょう。
この子結構ストレートに「一緒に過ごしたい」って言ってくるから卑怯なのよなー、マジでかわいい。
ここのところ、コロナ禍で大変な年が続きましたが、今年は各地の夏祭りや花火大会も無事に開催されるといいですねぇ。
ではでは。